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2018年のサプライチェーンを先読みする

By LLamasoft  December 15, 2017

 

政治や規制、気象に関係したサプライチェーンの混乱が頻発した2017年。不安定、不確実な状況はもう当たり前であることが、よく分かる一年でした。混乱を見越して最適な対処を行えるかどうかは、サプライチェーンの成功と失敗の差となり得るものです。さて、私たちラマソフトのチームは、業界アナリストだけでなく、お客様とも緊密に連携してサプライチェーンの課題と傾向を分析しています。今回はそんな私たちが、大きな変化が予想される来年を予測します!

 

グローバル企業が継続的なサプライチェーンのリデザイン、バランス調整、最適化を一層重視

私たちはよく、ビジネスの成功や市場での競争優位性を維持するため、サプライチェーンを継続的にデザインすることの価値についてお話ししています。大手グローバル企業はサプライチェーン専任チーム(センター・オブ・エクセレンス)を設置して、サプライチェーンデザインを重要なビジネスプロセスとして実践し、結果として大きな成果を挙げています。グローバルビジネスにおいてはその不安定さや絶え間ない変化が「新たな常識」となっている今、サプライチェーンデザインの必要性がこれまで以上に重要になっています。

企業は、検討してみたい「what-if(もしも)」の仮説シナリオを、実際のデータに裏付けられた現行のサプライチェーンのデジタルモデルを使って検証していくでしょう。この検証では、施設、製品、輸送経路、顧客需要といったサプライチェーンの主な構成要素のモデル化も行うことができます。さらに、モデルには税金や関税制度、人件費や利用できる労働力、リードタイムの不確実性や変動性、対立する目標、安全在庫、輸送経路の選択を組み込むこともできます。Supply Chain Guruのサプライチェーンデザインのプラットフォームを使えば、こうした要素をすべて同じテクノロジーの中で分析することが可能です。

 

サプライチェーンデザインのモデルの拡張で、プランニングの意思決定を支援

2018年、企業は引き続き、より良い意思決定を図るため、サプライチェーンのデジタルモデルを頻繁に活用して社内のサプライチェーンデザイン能力と成熟度を高めていくでしょう。どの業界も不安定で不確実な状況にあり、企業は日常的に「what-if」仮説シナリオを最適化する必要に迫られています。ラマソフトのお客様は、従来のネットワークデザインの枠を超え、在庫配置の最適化やサプライチェーンコストの最小化といった新たな領域に素早く着手しています。また、先見的な企業では、最適化された生産の能力とスケジュールを輸送経路のプランニングと統合するなど、会社全体でエンド・トゥ・エンドの最適化を行い、部門のサイロ化をようやく解消しています。

要するに、変化が加速しているために、サプライチェーンを実際の運用と同じ詳細レベルでモデル化できるツールが求められているのです。こうした継続的なイノベーションを行っている企業は、会社全体でより迅速な意思決定が行えることから、間違いなく成功していくでしょう。

 

最適化と高度な分析で将来のプランニング業務を強化

将来のベストプラクティスを作り出すのは、サプライチェーンの意思決定者です。意思決定者が今必要としているツールは揃っているでしょうか?不安定で変化が激しいビジネス環境ではサプライチェーンの最適化を継続的に繰り返す必要があり、プランニングツールを社内の関係者にも利用しやすいようにしなければなりません。2018年、企業はアプリ構築プラットフォームの導入を進めていくでしょう。Planning by Designのようなプラットフォームでは、数名のサプライチェーン分析担当者だけに頼るのではなく、社内の関係者が自ら、サプライチェーンのシナリオを最適化できるようになります。

意思決定者が分析エンジンの力を自ら活用できるようにできれば、モデル化作業の専門知識や大幅なIT関与がなくても、最適化のメリットをより広い領域へ拡大することができます。そして、最適化や分析の利用が増えれば、既存のプランニングシステムの弱点を補いながら、最適化できる領域の拡大にもつながるでしょう。結果として、企業はデザイン、プランニング、実行の統一性を維持してペースの速い変化に取り組むメリットを得られるでしょう。

 

より高度な需要モデル化への依存度が高まる

企業は戦略的かつ戦術的な意思決定への確度を高めるため、従来の需要予測から探索的な需要モデル化へと移行していくでしょう。

消費者の需要が変わりやすく、企業は市場における競争優位性の確保とより俊敏な意思決定の実現に苦慮しています。需要を正しく理解していないと、組織全体や収益にもマイナスの影響が広がりかねないことは、誰もが分かっています。2018年は、サプライチェーンのデザインや分析の担当者、そして社内のより多い関係者がDemand Guruのような高い性能を持つ需要モデル化のソリューションを活用し、需要の主要な要因を可視的に探索していくことになるでしょう。

 

新たな年にビジネスの成功を図るには、サプライチェーンのあらゆる側面でより迅速、よりスマート、そしてより頻繁な意思決定が必要となることは明白です。2018年、調達からインバウンドの輸送、製造、在庫、保管、そして最終配送に至るまで、サプライチェーン最適化の機会は大いにあります。ラマソフトは、企業のサプライチェーンの取り組みのお手伝いをすることを楽しみにしています!