ラマソフト・サプライチェーン・ブログ

SummerCon 2018イベントレポート

By LLamasoft  June 27, 2018

ラマソフトが主催する『SummerCon』は、サプライチェーンデザインに特化した唯一のカンファレンスです。SummerConは、サプライチェーンデザインに関係する方であれば、どなたでもご参加いただけます。今年、8年目を迎えるSummerCon 2018が、2018年6月12日~6月15日の間、米国アトランタで開催されました。今年のSummerConでは、ユーザー、パートナー、ラマソフトソリューションを検討中などの様々方が集まって、例年以上に盛りだくさんの内容で行われました。

このブログではその模様をレポートいたします。

 

会場は米国アトランタのMarriott Marquisホテル。映画『ハンガーゲーム』の撮影にも使われた会場です。

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ブラッシュアップトレーニング

6月11日と12日の2日間は、ラマソフト・トレーニングチームによるブラッシュアップ・トレーニングを実施しました。生産に特化したネットワーク最適化、Tableauを使ったSupply Chain Guruデータ可視化、Demand Guruによる需要モデル化、Data Guruでのデータ処理方法など、基礎から応用まで、20種類を超える広範な内容のトレーニングが開催されました。

 

パートナーディ

SummerCon期間中、今年は新たにパートナー様向けの1日セッション『Partner Day』を開催しました。ラマソフトには世界中に80以上のパートナーがいます。Partner Dayでは、ラマソフトの最新情報をご説明しました。パートナーの参加者からは、ラマソフトの市場進出戦略に対する率直なコメントをいただきました。

 

SummerConカンファレンス

基調講演

6月13日~15日は、SummerConカンファレンスです。カンファレンスの午前中は、ラマソフトの新しいCEOラザット・ガウラヴのご紹介や製品ロードマップなどの発表と、ゲストスピーカーによる基調講演といった全体セッションの後、午後からはユーザーによる事例セッションやテーマ毎に分かれた分科会が多数行われました。

創業者ドン・ヒックスが新しいCEOのラザット・ガウラヴを握手で迎えました。

まず最初は創業者であるドン・ヒックスからのご挨拶です。これまでのSummerConとラマソフトの道のりを振り返りました。そしてこれからのラマソフトを切り拓く新しいCEOラザット・ガウラヴをご紹介しました。ラザットは力強く語ります。「ラマソフトはいうなれば文化そのものなのです。ラマソフトは皆様の考え方を根底から変えるでしょう。」

 

製品ロードマップ

ラマソフトのChief Strategy Officerを務めるToby Brzoznowskiは、ラマソフトテクノロジーの将来の展望について話しました。益々変化が激しくなっている市場において、サプライチェーンの成熟度と価値を享受するまでのスピードの間には強い関連性があること、つまり、人、プロセス、テクノロジーの成熟度をより高めることで、企業はより優れたROIを達成することができるとTobyは語りました。

Tobyはまた、サプライチェーン分析に必要なすべての機能をひとつのプラットフォームに搭載した新しいSupply Chain Guru Cloud Platformについても言及しました。この新しいプラットフォームは、サプライチェーンの完全なエンド・トゥ・エンドに渡ったデザインおよび意思決定プロセスを支援するものです。新しいSupply Chain Guru Cloud Platformについては、まもなくその詳細を公開予定!どうぞご期待ください。

 

トラックセッション/分科会

SummerConでは毎年、多数のユーザーが実際のサプライチェーンデザイン・プロジェクトの内容を発表したり、サプライチェーンデザインの優位性を維持するための組織内能力開発の経験についてパネルディスカッションを通じて情報を共有します。

 

顧客事例:Meijer

米国スーパーマーケットのMeijer(1934年設立)は同社の冷凍食品の輸送とプランニングアプリ構築プロジェクトについて発表しました。Meijerは、現在は米国ミシガン州エリアに4か所の物流拠点を持ち、242の大型店舗を運営しています。配送のコストとサービスを最適化することが、急速に変化する現代の小売り業界では競争優位性を確立するために重要です。そこで、Meijerは、4か所のある拠点のうちの1か所で、ラマソフトソリューションを活用して冷凍食品の輸送ルートを最適化し、トラックの総距離を削減するプロジェクトを立ち上げました。冷凍食品ネットワークでは複数の場所に配達する配送が一般的ですが、各配送先の毎日の配送量を予測することは難しく、日によってパレット数が異なります。単純に配送先を組み合わせるだけだと、時に配送費は非常に高額になりえます。これまではマニュアルで配送ルート計画を行っており、コスト削減は非常に困難でした。そこで、MeijerはラマソフトのSupply Chain Guru 輸送最適化モデル、Data Guru、SupplyChianPlanning.comで、モデル担当者だけでなく各配送センターの担当者が毎日、その日の最適な輸送ルートを作成することができるアプリを構築しました。これで、毎朝、配送センター担当者がemailで各店舗のパレット情報の連絡を受け、Webアプリへアクセスすると、最適な輸送ルート情報を得ることが可能になりました。その結果、マニュアルで輸送ルートを決めていた時より、適切なトラックに正しいパレットを積んで、最適なルートでの配送を行うことができ、総輸送距離を12.4%短縮することができました。

 

顧客事例:イケア

イケアの事例セッションでは、イケアのマネジメント層がどのようにしてイケア内でサプライチェーンデザインのチームを組織しているかを中心にお話いただきました。9500種類もの製品と50か国以上という巨大規模のフランチャイズビジネスで、いかにして効率的な調達とコスト削減を実現するか。イケアは、人、プロセス、テクノロジー、そして戦略を十分考慮することがサプライチェーンの成功をもたらすと言います。イケアでは、そのためにマネジメント層だけではなく、様々な国から幅広い年齢層のスタッフにサプライチェーン改革プロジェクトに積極的に参加してもらい、現場目線のアイデアを多数取り入れていると紹介してくださいました。

そのほかにも、ユニリーバ、DELL、ゼネラルモーターズ、スターバックス、シュナイダーエレクトリック、アストラゼネカなど様々な企業がラマソフトのサプライチェーンデザインソリューションを活用したサプライチェーンの継続的な改善の取り組みについて、また、デザインだけではなくプランニング領域にもラマソフトソリューションを活用している事例を発表しました。

 

また、ラマソフトのチームは業界別サプライチェーン傾向を紹介するセッション、高度なデザイン手法を学ぶワークショップ、プランニングの課題を解決するためのアプリ構築ワークショップなど、役立つ情報をご提供するセッションを行いました。

 

ネットワーキング

ラマソフトのSummerConは、最前線で活躍するサプライチェーンデザインのリーダーや実務担当者と交流し、その知識や経験に触れるチャンスを多数提供します。食事をしながら、あるいは、楽しいネットワーキングイベントを通じて、世界中のサプライチェーンデザインプロフェッショナルの方とプロジェクトについて具体的な内容をお話したり、エグゼクティブの方とサプライチェーン組織について意見交換いただけます。また、ディスカバリーステーションでは、新しいプラットフォームのテクニカルプレビューをご紹介。ラマソフトが将来予定しているクラウドベースのプラットフォームについて、いち早くご覧いただきました。

ゼネラルモーターズのエグゼクティブ(右)との意見交換

 

ディスカバリーステーションでは、まもなく発表が予定されているクラウドベースのサプライチェーンデザインプラットフォームのテクニカルプレビューをご覧いただきました。

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来年のSummerConは米国シカゴに決定!

最後に、来年のSummerCon 2019は2019年6月17日~21日に米国シカゴでの開催が発表されました。皆様、来年、シカゴでお会いしましょう!

今年のSummerConにお越しいただきました皆様、本当にありがとうございました。