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成功する小売サプライチェーンデザイン戦略

2013年ガートナー・サプライチェーン・トップ25に挙げられているグローバル企業の大半が、ラマソフトでサプライチェーンをデザインしています。

データ: Gartner, Inc., The Gartner Supply Chain Top 25 for 2013, Debra Hofman, Stan Aronow, Kimberly Nilles, May 22, 2013

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成功する小売サプライチェーン デザイン戦略

ラマソフトは、サプライチェーンデザインの定評あるグローバルリーダーです。ラマソフトが提供するテクノロジー・ソリューションは、大規模なサプライチェーンの調達、配送、輸送、在庫配置において、財政面、運用面で大きな改善が図れるようサポートします。Supply Chain Guru® 、Transportation Guru®では、企業のサプライチェーンと輸送ネットワークの運用をモデル化しシミュレーションすることで、最適化、コスト削減、持続可能性、リスク軽減などの大幅な向上を支援します。

サプライチェーンデザインのテクノロジーで小売業界の課題を解決

オフショアか、ニアショアか。最善の選択は? 近年、多くの企業がSupply Chain Guru®を利用して、オフショア戦略を見直しています。Supply Chain Guru®では、コストとサービスレベルのトレードオフを分析し(図1)、市場の需要に対し最適な場所で製品の調達と生産を行えるよう、 的確な判断が可能になります。

最小コストで望ましいサービスレベルを実現できる適正な在庫規模は?ラマソフトのInventory Guru®は、サービスレベルを向上しつつ運転資本を引き下げる方法を提案します。サプライチェーンの各階層で在庫レベルが「適正規模」となるよう、需要に則した在庫曲線を適用します。Inventory Guru®はSupply Chain Guru®の統合モジュールであるため、ユーザーは在庫最適化の作業からネットワークの再設計、シミュレーシ ョン、現実世界の条件でのソリューションの検証へとスムーズに移行できます。
複数のインバウンドチャネルを統合すべき?複数チャネルを維持すべき? 小売企業の多くは、温度管理の有無(低温、常温)などにより複数のルートで商品を納入しています。ラマソフトは、サービス制約などとのバランスを考慮して全体のコストを分析することにより、インバウンド、アウトバウンドの双方について、クロスドックとするか、マージ・イントランジットとするかを検討します。マージ・イントランジットとは、簡単に言えばクロスドック業務の中で荷物をまとめるという作業です。マージ・イントランジットの大きなメリットは、従来の配送ネットワークよりも、マージ作業のタイプによってマージ地点を迅速に判断できることです。一般に、既存倉庫よりも顧客に近い場所にマージ地点を設置すれば、顧客サービスが改善されます。マージ・イントランジットは、既存の配送ネットワークでは対応が難しい新たな地域に事業拡大を図る場合に特に有益です。
将来のサプライチェーンの姿を予測する方法は? 企業は成長や拡大、収益増を目指して目標設定を行いますが、それはコスト、在庫レベル、DCネットワークにどう影響するのでしょうか。ラマソフトのネットワーク最適化のツールでは、将来必要となるサプライチェーン構成の予測を見ることができます。具体的には、サプライヤーや輸送ネットワーク、作業増加に対応するための DC数と場所、新たな市場でのサービスなどです。

複数のチャネルによる配送を検討すべき? そして、どう検討する?ネットワーク最適化をはじめとするラマソフトのサプライチェーンデザインのソリューションは、求められるサービス制約に基づいて調達と輸送を改善できるよう企業をサポートします。また、様々なチャネル(小売り、卸売り、eコマース、OEM、第三者チャネルなど)特有の需要に対応しつつ、全体のコストを最小化できるチャネル管理の方法も明らかになります。さらにサプライチェーンの在庫最適化では、最適な安全在庫、運転在庫、前倒し生産など全ての在庫計画を提案します。

製品を市場に届ける最善の方法とは? ネットワークデザインによって製造施設や配送拠点の移転が最適だと分かっても、それが現実的でないこともあります。その場合には、最も効率的に製品を市場に届ける手段を見極めることが重要です。航空便か、船便か。直送か、ハブ経由か。クロスドックを利用すべきか。ラマソフトはモデル化やシナリオ分析を使い、企業が自信を持って、こうした数多くの疑問に答えを出せるよう支援します。

小売ユーザーの事例

ラマソフトを利用してサプライチェーンデザインを行ったケースでは、多くの場合、顧客サービスのレベルを維持または改善しつつ、10~20%の経費節減が可能となっています。ほとんどの大手小売企業にとって、これは数億円規模のサプライチェーンコストの削減に相当します。小売企業がラマソフトのテクノロジーを活用してどう競争優位を実現したか、事例をご紹介します。

拡大計画に対応するネットワーク最適化 : ある巨大グローバル小売チェーンは、生鮮食品(冷凍、乳製品、惣菜、精肉、農産物)の販売拡大を計画しました。既存店および新店で既存商品の売上を増やし、今後10年間で新たに数千のSKUを追加するというものです。しかしながら、現行のネットワークは既存商品の販売拡大に対応できず、また、既存のDCにはSKU増に対応できるパレットの配置もありません。ネットワークのモデル化を行ったところ、生鮮食品向けの10のネットワークデザインが提案されました。いずれのデザインも、今後10年間のスループットとSKUの増加に対応可能で、コストの最小化と店舗へのサービスレベルの維持も実現できるものでした。さらに、ビジネスケースの検討用に、SKUの現状維持を想定した3つのネットワークデザインも提示されました。その結果、新規DCの最適な場所と1年単位での開設順序、店舗とDCの割り振り、関連する全てのフローやコストを特定することができました。

オムニチャネルのフルフィルメント : ある大手百貨店はインターネット販売の拡大に対応するため、翌日、翌 々日配送の効率的なネットワークをデザインしたいと考えました。具体的には、最適なフルフィルメント・センターの数、場所、規模の割り出しや、顧客への最適な商品の流れを判断することでした。ネットワーク最適化とグリーンフィールド分析を活用し、同百貨店は新たな施設の設立と、必要に応じた段階的なキャパシティの増強を図るための8年間の計画を策定しました。
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分析(図2)では、通常配送、翌日配送、翌々日配送のコストとサービス時間やゾーンスキップの戦略を検討しました。その結果、実店舗の活用が提案されました。インターネット販売での需要の最盛期や、フルフィルメント・センターからの発送よりも時間やコスト面で実店舗利用の方が効率的である場合に、実店舗でその地域の需要に対応するというものでした。

DCと店舗の割り振り : ある米国小売チェーンは、ボストン、ヒューストン、デンバーの3つの主要な配送センターと、シカゴ、ロサンゼルス、サンフランシスコ、シアトルの外部委託の配送拠点から各店舗に商品を納入しています。ある時、一部のルートで輸送距離が過度に長くなっていることに気付きました。ネットワ ーク最適化を行ったところ、アトランタに新たなDCを追加し、シカゴのDCを内部化して業務を拡大すれば、輸送距離を適正化できることが分かりました。また、DCの処理能力のバランスを改善すれば、輸送コストも大幅に削減できることが明らかになりました(図 3、4)。店舗をカバーでき、最終的なコストをできる限り抑えられるネットワーク構成を見極めた結果、年間6億円相当のコスト削減につながりました。

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サプライチェーンコストの最適化 : 900を超える店舗を展開し、数千ものSKUを有する北米の小売チェーンは、利益は上がっているものの、各商品を顧客(店舗)に届けるまでの総コストを正確に算出できていませんでした(図5)。不採算な店舗と商品の組み合わせが相当あると推定されたため、全体的なサプライチ ェーンコストを最適化したいと考えました。サプライチェーンの主要なコスト要因を全て組み込んだモデルを作成した上で、各商品の流れを地図上で示し、各拠点での商品の累積コストを算出しました。また、利益率や限界マージンを算定できるよう販売価格もモデルに組み込み、最適化テクノロジーを使って、コスト的に最適な運営を可能とする様々な商品の流れを検討しました。最適化を行った結果、全体のコストを22億円相当削減でき、利益率も2%上昇しました。
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