ヘルスケア業界ケーススタディ

サプライチェーンリスクに対する危機管理対策を策定しオンタイムデリバリを実現

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課題

ある大手製薬会社は、乳児の呼吸器合併症を予防する抗体医薬品を製造しています。この医薬品はグローバルな顧客ベースを有し、3つの製造施設、3つのグローバルな物流センターを保有しています。この製品に関する最大の課題は、サプライチェーン内のリスク要因をどう特定、定量化して、医薬品不足を生じない弾力性のあるサプライチェーンネットワークを構築するかということでした。

ソリューション

医薬品不足を回避するため、この製薬会社はLLamasoft®Supply ChainGuru®を使用して、3つの製造施設すべてに渡る医薬品のサプライチェーンネットワークのエンド・トゥ・エンドのモデルを構築しました。そして、Supply Chain Guruで根本的な既知のリスク要因と未知のリスク要因をシミュレーションして、サプライチェーン内の最もリスクが高いプロセスや拠点を洗い出し、ネットワークの変更や修正を検証しました。

プロジェクトチームは、既知のリスク要因に対する複数のリスク緩和戦略をテストし、既知のリスクについては、若干の改善によってきちんと顧客へ配送することが可能になることを確認しました。しかしながら、配送のタイミングに最も大きく影響するのは、自然災害や異常事態によって拠点で予期せぬロット停止が生じるなど、未知のリスク要因であることが分かりました。そこでこの会社は、Supply Chain Guruを使って、将来の感度やリスクをモデル化するシナリオを実行し、想定外のサプライチェーンの混乱に迅速に対応できる危機管理対策を策定し、医薬品の不足が生じないようにしました。

 

結果

この大手製薬会社では、生産計画を調整して、既知のリスクを大幅に緩和することが可能になりました。

Supply Chain Guruでシナリオのシミュレーションや検証を行うことによって、潜在的な配送課題を洗い出し・分析し、既知や未知のリスクの影響に耐えうる生産計画を策定できるようになりました。その結果、世界各地でオンタイムデリバリが大幅改善される予定です。また、新たな生産計画では、リスクを評価しながらも、 2015年と2016年にほぼ100%の製品のオンタイムデリバリが確保できる見込みとなりました。また、上のグラフに示すように、サプライチェーンの各階層において各プロセス領域へのリスクの影響を定量化することもできるようになりました。

ラマソフトは、その画期的なサプライチェーンデザイン・ソリューションを通じて、リスク緩和とオンデリバリの確保をお手伝いします。メール( Info_ Japan@llamasoft.com )またはお電話(03-6809-1018 )でお問い合わせください。