事例

フィデリトーン社:
ラマソフトの輸送最適化で配送の経路と頻度の効率を改善

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課題

フィデリトーン社は、シカゴに本社を置くサプライチェーン管理およびロジスティクスサービスの大手企業で、ラストマイル配送、インバウンド資源管理、オーダー・フルフィルメント、サービス部品管理、輸送を専門としています。年に数回、需要の急増があり、さまざまな配送区域で地域的な需要の変化も生じていることから、同社では、ラストマイル配送のエリア内で新規ビジネスが生じた場合の影響(例えば、実際のキャパシティ増強の要件、生産性への影響など)を計測する手段を求めていました。同社はまた、主要な都市圏の市場での配送頻度や区域の変更(どこに、どのくらいの頻度で)に関する推奨案を使って、現在のサービスエリアや区域を分析、検証したいと考えました。こうした重要な問題の対応にフィデリトーンがこれまで利用していたツールやプロセスは、多大な労力が必要である一方、正確性に欠け、ビジネスの変化に合わせて迅速に拡張することも困難でした。さらに、同社には実際の経路のシナリオをシミュレーションする効率的な手段もありませんでした。

目的:

ラストマイル配送のキャパシティ増加要件を判断し、サービスエリアと区域を分析、検証

ソリューション:

LLamasoft Supply Chain Guru による輸送最適化

結果:

輸送経路の効率性を評価する体系的な方法が確立されたと同時に、新たなビジネスの評価と価格設定に活用できる意思決定支援データが確保できた。また、1経路あたりの平均立ち寄り数が18%増加した。

ソリューション

こうしたロジスティクスの課題に取り組むため、フィデリトーンはラマソフトのSupply Chain Guruを選びました。同社のエンジニアリングサービス担当ディレクター、ジェフ・ウォルト氏は、「Supply Chain Guruでは1つのソリューションでネットワーク最適化と輸送最適化を行うことができ、さらに、ストリートレベルでの経路選択に必要なツールも揃っていて、その点が気に入った」と話しています。

フィデリトーンの輸送ネットワークモデル化プロジェクトで最初に行ったのは、現行のネットワークを表すベースラインモデルを構築することでした。そして、当日配送を制約として使い、ベースラインネットワークを最適化しました。ネットワークデザインのシナリオを追加して実行し、ベースラインモデルの最適な納期を2〜3日前後にずらした場合の財務的な影響を確認しました。プロジェクトチームはまず始めに、主要な都市圏の市場とその周辺地域(通常、市中心部から200マイル以内)での配送量の実績データを1〜3ヶ月間分収集しました。出荷の詳細、実際の配送日、出荷数量・体積、営業時間、車両容量の制約などのデータもインプットされました。

モデルのアウトプットでは、対象地域への最適な配送頻度が提示されました。また、ルート内の配送密度の改善につながる配送区域の見直し方法や、同一経路に入れるべき区域、都市、郵便番号についても推奨案が出されました。現在では、現行オペレーションの監査としてモデルを年2〜3回実行するほか、ビジネスに変更が生じた時や、新規・既存クライアントを通じて市場に新たな荷量が投入される時には随時、モデルを実行しています。最適化されたモデルのアウトプットにより、フィデリトーンでは経路と荷物の配送日を迅速に分析して地域別に配送頻度(週1回、週2回など)を提案し、サービスエリア内に配送区域を設定することが可能になりました。サプライチェーンの分析担当者は、配送区域の変更の可能性に加え、トラックごとの生産性を常に把握し、車両の規模が適切かどうか、また、キャパシティの縮小や既存車両に配送荷物を追加できる可能性があるかどうかを確認しています。

結果

Supply Chain Guruの輸送最適化の機能により、経路の効率性を評価する体系的な方法が確立されたと同時に、新たなビジネスの評価と価格設定で利用できる意思決定支援データが確保できました。フィデリトーンは、ビジネスの可能性に関する想定を検証できるようになったほか、実際の経路をシミュレーションして既存ビジネスのパフォーマンスを監査できるようになりました。また、Supply Chain Guruのシナリオ管理の機能を使って、サービスエリアや配送頻度の変更、その他継続的な改善活動の効果をテスト、検証することも可能になりました。ウォルト氏は、「セールスの視点で考えると、モデルを使って以前実施したことを検証し、可視化できるモデルを使えることは素晴らしい」と話しています。

配送の頻度と経路が変更されたこと、そして可視性が高まり、より重点的な取り組みが行われるようになったことで、変更を先行実施したパイロット拠点では、経路ごとの平均立ち寄り数が18%増加しています。ウォルト氏は、「Supply Chain Guruを導入したことで、配送経路と車両規模についてデータに基づく改善案を出す方法が確立され、当社の経営陣も安心して夜眠れるようになった」と語り、「今回使ったのはSupply Chain Guruの機能の一部であって、このツールで達成できることは、まだまだ、たくさんあると思う」と締めくくりました。

“Supply Chain Guruでは1つのソリューションでネットワーク最適化と輸送最適化を行うことができ、ストリートレベルでの経路選択に必要なツールも揃っていて、その点が気に入りました。”

フィデリトーン社
エンジニアリングサービス担当ディレクター
ジェフ・ウォルト氏

エンジニアリングサービス担当ディレクター  ジェフ・ウォルト氏, フィデリトーン社