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SummerConで見えた需要モデル化の活用の広がり

By LLamasoft  July 23, 2018

今年のSummerConでは、需要モデル化が注目の話題のひとつでした。激しい需要の変動や、絶えず変化している市場および経済状況の中、より積極的に「需要」について考え、需要変動が我々のビジネスに与える影響について早急に理解を深めることが求められています。このことに特に関連している事例のひとつが、鉄鋼メーカーのGerdau(ゲルダウ)社です。今年に入って鉄鋼の輸出入に25%の関税がかけられることになった際、カナダとメキシコの生産工場に影響が出ることになったため、Gerdau 社はどの工場から製品を調達すべきか、またそれによって北米工場へどのような影響があるか判断する必要がありました。Gerdau社はこういった予期せぬ出来事に対しDemand Guruによる需要のモデル化を活用し、経済的要因の変化をサプライチェーンデザインの一部として組み込んでいます。Demand Guruを社内に導入したことで、結果としてより迅速に意思決定が可能になっています。

我々は、今年のSummerConで需要モデル化に関するトレーニング、セッション、ワークショップを開催しました。Gerdau社のようなグローバルなユーザーと話をする機会があり、自分たちのビジネスでどのように需要モデル化を活用しているのか、活用事例を共有してくれました。SummerCon最終日のワークショップには、これから需要モデル化を導入予定の化学、ハイテク、食品・飲料など、さまざまな業界から30人以上のユーザーが集まり、非常に価値のあるセッションとなりました。彼らは実際にDemand Guruを操作し、GDP、CPI(消費者物価指数)、その他たくさんの外部要因を組み込んでいく体験をしました。ワークショップでは、実際に自分のオフィスに戻ったらどんなデータを使えるか、また別のプロジェクトや別の部署ではどのようにDemand Guruを活用することができるのかブレインストーミングをして、参加者同士でディスカッションを行いました。

 

いったいどのくらいの外部要因がビジネスに影響を与えているのかを考えると、より正確に因果関係の要因を予測することの重要性に気付かされます。Demand Guruを使用すると、未来の需要をより正確に予測することができます。即座に50万以上の因果関係要因にアクセスし、what-if シナリオのモデルを実行できます。このケイパビリティは、様々なビジネスで幅広く活用することができます。例えばCummins(カミンズ)社は、長期的な意思決定プロセスに対する確信を高めるために、需要モデル化を年間戦略計画の立案に活用しています。またInterceramic(インターセラミック)社では、市場価格の決定に需要モデル化を使用しており、同社のサプライチェーンチームの基準価格やプロモーションに関する意思決定をサポートしています。モデル化には何百もの使用事例があります。我々の仕事は、ひとつの数字をひとつのフォーキャストとして報告することではなく、その数字を導き出した要因の説明を可能にすること、需要の傾向を分析すること、需要に対する因果要因が変化した場合の影響を示すこと、そしてこの需要の洞察をデザインや意思決定プロセスに生かすことです。これが、よりスマートで迅速なサプライチェーンに関する意思決定を可能にしています。

SummerConにご参加いただいた皆様、ありがとうございました!また今回参加されなかった方にもぜひ需要のモデル化を検討する機会をお持ちいただきたいと思っています。ご興味のある方はこちらまでメールをお送りください。