ケーススタディ

クラウドベースのS&OPモデルを基に月次の供給プランを策定

目的:

月次のS&OPプロセスの基礎となるクラウドベースのモデルを作成する

ソリューション:

物流ネットワークの最適化、S&OP

結果:

SupplyChainGuru.comのモデルでエンド・トゥ・エンドの最適化が可能になり、分析担当者が需要のプランニングのベースとなる一貫した事実を把握できるようになった。

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課題

製品の需要減少と原材料の安定した供給が困難な状況のなか、ある世界的な化学メーカー は、北米での生産拠点を縮小して過剰な生産能力を解消し、3つの製造施設について将来 を見据えたプランを洗い出したいと考えました。また、同社はヨーロッパにも大規模な拠点 があり、個別の運用となっているヨーロッパと北米のサプライチェーンを全体として可視化 することで効果が期待できると考えていました。それぞれの地域で共通の顧客を有する別々の2つのサプライチェーンを、1つのビジネスユニットとしてどう統合できるのでしょうか?

サプライチェーンのデザイン担当者は、最小コストで顧客の要求を満たせるよう、ビジネス全体を最適化する必要がありました。

 

ソリューション

このメーカーはラマソフトのコンサルタントと協力し、SupplyChainGuru.comを使って完 全にクラウドベースのサプライチェーンモデルを構築しました。目標は、必要最小限の時 間と労力で少なくとも四半期ごとに簡単に繰り返し実行できるモデルを作成することでし た。SupplyChainGuru.comを使用したためインストールに時間を取られることもなく、2人 のモデル作成担当者がクラウドでコラボレーションしながら、モデルとシナリオを同時に構築し、わずか2ヶ月でモデルを完成できました。

現在、18ヶ月期間のモデルを四半期ごとに実行して北米とヨーロッパ向けの月次S&OPプロセスで活用し、生産、物流、営業の関係者を含むすべてのビジネスの供給プランの基礎となっています。モデルでは利用できる生産能力の場所とその制約が示されます。モデルが推奨してきたことを、そのまま実行できるとは限りませんが、プランニングの際、最適なソリューションをスタートポイントとし、必要に応じて調整を行っています。

事業部門ごとにオペレーションが分かれて行われている企業では、エンド・トゥ・エンドのサライチェーン最適化のメリットとトレードオフ分析を考慮しながらの調整が難しい場合があります。しかしSupplyChainGuru.comモデルでは、主観性が排除され、シナリオ比較によって分析担当者が一貫した事実を把握した上で需要のプランニングを行えるようになりました。チームは、些細な変化であっても、それがどう全体に影響するかを簡単に把握し、伝えることができるようになりました。

これまでサプライヤーの選定は、最低の提示価格に基づいて何日間も協議を繰り返して行われてきました。現在では、サプライチェーンネットワークを原材料の調達先まで遡り、個々のロケーションでの輸送コストが割高でも、全体的なネットワークコストを下げられるという意思決定を行うことが可能になりました。収益が減っても利益を増やせるというモデルの結果はすぐには理解し難いものですが、社内から注目されるようになり、エンド・トゥ・エンドのデータを使用して、いかに費用効率の高い意思決定を行うことができるかを実証しました。

同社のエンジニアリング・ディレクターは、「ラマソフトのモデルでは、これまで誰も考えつかなかった解が導き出されることが多くあります。最適なプランが分かると、私のチームは、ではなぜ現状はその最適な方法と異なっているのかをしっかりと考え、説明するようにしています。サプライチェーンの視点を広げ、異なる考え方を学ぶのに役立っています」と述べています。