食品業界ケーススタディ

アボカド生産者、サプライチェーンデザインを活用して、ネットワークやキャパシティに関する意思決定の信頼性を向上

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課題

目標:

コストの最小化、サービス維持、最も適したモノの流れを特定し、変化する需要を満たす

ソリューション:

Supply Chain Guruによるネットワーク最適化

結果:

最大1,200万ドルの輸送・物流コスト削減の機会を特定

北米市場では、近年、アボカドの需要が激増しています。ある大手アボカド生産企業は、顧客需要の急上昇に対応するのに伴ってビジネスを成長し続けてきました。この企業は、顧客のニーズに応える最善の方法を見極めるため、現行のネットワークを評価する必要が出てきました。現在の物流拠点を評価したり、拡張する場合の候補地やクロスボーダーポイントなどについて検証を行い、高いサービスレベルを維持しながらも、コストを最小限に抑える方向性を探したいと思っています。また、今後、地域の需要が変化することが見込まれるため、その予想をネットワークデザインのプロジェクトに組み込みたいと考えていました。

今後も成長が継続することを想定すると、スプレッドシートでネットワーク分析を行うような従来の方法は、もはや効率的ではありません。そこでこの企業は、短期的成長と長期的成長の両方の効果的なサプライチェーンネットワークをデザインすることが可能なツールが必要だと考えました。ラマソフトのSupply Chain Guruは、まさにこの企業が求めていたことを可能にするソリューションでした。
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ソリューション

プロジェクトを成功させるべく、この企業はラマソフトと提携しました。この企業はSupply Chain Guruのネットワーク最適化を活用し、現行ネットワークのフットプリントを可視化して、どこにコスト削減の可能性があるかを見極めることに成功しました。3つの需要地域を特定し、そのそれぞれの地域の成長予測に基づく短期的な規模の需要モデルを作成しました。ラマソフト協力の元、最終的に自社の経営幹部に5~6種類のシナリオを共有することを目標として、物流拠点、クロスボーダー、サービスレベルの構成をいろいろ変更させながら70~100種類の最適化シナリオを実行しました。

ラマソフトは、この企業が既存物流拠点の現在のキャパシティがどの程度なのか把握できるよう支援したり、将来物流拠点を拡張する場合の候補地を一緒に検討しました。また既存の物流拠点を閉鎖した場合や、あるいは新拠点を追加した場合の影響を特定しました。

さらにラマソフトは、現状どこから国境を越えているかを確認しました。代替場所を使ったシナリオを実行することによりリスク分析を行い、国境越えの場所を変更することによる影響の測定も行いました。最後に、この企業はサービスレベルを変更することによるネットワークコスト全体への効果を評価しました。さまざまなサービスレベルを想定したシナリオ検証を行った結果、目標のサービスレベルを下げても、それに伴う大幅なコスト削減はないことが判明しました。
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結果

このネットワーク最適化プロジェクトにより、この企業はコスト全体で1,100万ドル~1,200万ドルの削減が可能であることが判明しました。ネットワーク最適化で明らかになった会社間の不必要な冗長輸送をなくして、代わりに海上輸送を追加利用することで、サービスレベルを維持したまま、輸送・物流コストを劇的に削減することが可能になります。また、コスト削減だけでなく、この企業は現在の物流拠点で抱えている好ましくない状況から抜け出すため、また今後の拡大に向け利用するための、代替物流拠点の場所について把握することもできました。

 

 


 

米国では、各州都でのアボカド消費量は近年急激な増加傾向にあります。これには、メキシコから米国への輸入制限の解除、ヒスパニック系の人口増加、健康志向の変化などによる要因が考えられます。アボカドは、天候に左右されやすく収穫プロセスが特殊だったり、陸路、空路、航路すべてにおいてコールドチェーンが必要であるなど、そのサプライチェーンは非常に複雑です。

そのアボカドサプライチェーンの5つのユニークな特徴をブログにてご紹介しています。併せてご覧ください。